夏休みの思い出は
         〜789女子高生シリーズ

         *YUN様砂幻様のところで連載されておいでの
          789女子高生設定をお借りしました。
 
 



さすがは、世界中から到着する便が乗り入れている国際空港だけあって、
発着場には幾機もの大型ジェットが、
されど相乗効果で小さく見えるほど、
広大な滑走路への待機場にそれは整然と居並んでおり。
施設と言えば、
高い高い吹き抜けになっている中央コンコースなぞもそりゃあもう広大で。
誰の姿もなければ余裕で地平線が見えるんじゃなかろかというほどにも
そりゃあ広々としているところへ、(いやそれは大仰…)
夏休みだということもあってか、
これでもかと途轍もない数の人が押し寄せているものだから。
案内のアナウンスもよく聞き取れないほどに間断無くざわざわしているし、
さして入り組んでなぞいないというに、
うっかりすると大人でも迷子になりかねない混雑振り。

 「迷子というか…。」
 「人が多すぎて紛れ込んじゃう形で、
  お連れとはぐれかねないってところでしょうね。」
 「ホントですよね。」
 「久蔵殿、アタシから離れちゃいけませんよ?」
 「……。(頷、頷)」

よくワイドショーなどで見られる光景のアレ、
よほど有名な存在が出迎えのファンを山ほど待たせているとか、
オリンピックへ行って来ますとかいう有名選手の出立とかでは、
なのでという大混乱を想定した空港側でも、
特別な規制線を張り、ガードマンを配して、
来日した、若しくは出発するそのお人が揉みくちゃにされぬよう、
万全な対処というのを取るわけだけれど。

 「Mr.ヨシアは、今回 お忍びで来るの?」
 「…?」
 「おや、久蔵さんたら訊いて来てないんでしょうか?」

到着した人たちが次々に吐き出されて来る出口付近には、
お出迎えの人たちが大勢詰め掛けていて。
自分の待ち人を見逃すまいと、
ともすれば興奮気味に、お顔を輝かせて待ち受けており。
そんな中にて…毎度お馴染み、我らが三華様がたも、
誰をかお出迎えにと、仲良く一緒に運んでおいで。
お忍びでなんて言い回しが出たような、
割と知名度の高いお人を迎えに来たらしいのだが、
それにしちゃあ、彼女らの側にしても他には大人の連れもない様子。
相変わらず、一旦 視野に入ると意識せずにはおれぬよな、
いづれもハッとするよな個性あふるる美少女たちではあり。

タックとプリーツを細かく取った、
くしゅくしゅとしたシャーリングの利いた襟ぐりや袖回りが可愛らしい、
いかにも可憐なワンピースに、
オーガンジーか透け感のあるスカーフを
領布(ヒレ)のようにまとわしておいでの、ひなげしさんこと平八は、
やや明るい髪色をした童顔と、
なのに柔らかい肢体のラインが微妙にアンバランスなところが蠱惑的で。

お隣に立っておいでの白百合さんこと七郎次は、
シフォンを重ねて二重にし、涼やかさを出したプルオーバーと
フレアたっぷりのマキシスカートというやや大人っぽい装いが映える、
背の高さと透き通るような白磁の肌が何とも印象的で。
やはり白いうなじを出した形に結われた髪は、
内側から発光しているかのような明るい金色だけれども、
それにしては さほどバタ臭い面差しではなく、
清楚な品のある佇まいなのが不思議とマッチしておいで。

そんな彼女から“はぐれないように”と注意されていた最後のお一人、
紅ばらさんこと、久蔵殿は。
こちらも金色の軽やかなくせっ毛と、
白皙の肌に玻璃のような透き通った双眸が、
いかにも外国のモデルか女優の卵かと想起させる風貌なれど。
麻地のウェストカットのジャケットに
同素材のティパードパンツというシャープないでたちへ、
襟ぐりがシンメトリに波打っていてルーズなタイプのインナーを合わせた、
カジュアルなんだか、フォーマルもどきなのだかという
なかなかに自由な装いが、
きりりと絞られた痩躯には素晴らしくお似合いで。

かのごとく、
おやおや可愛い子たちがいるなぁと気がつけば、
意識が逸らせずの、それは気になる存在感も格別なお嬢様たちではあれ。
こうまでごった返している広大なロビーにあって、
しかも居合わせている皆さんは、
出発する人にせよお出迎えにせよ、目的あっての滞在なので、
そうそう可愛い子ちゃんにばかり気を取られてもいられない。

  ……と、いうわけで

他の人たち同様、雑踏の一部に紛れてしまって、
さすがにそれほど、際立っての目立ってはいない彼女らであり。
到着する便があっての、ドッと出て来る人の波に気づくと、
背伸びをしたり首を伸ばしたりして、誰かしらを探している様子。

 『映画監督の Mr.ヨシアが、
  最新作のプロモートのために来日するんだけれど。』

特別な権限があるでなし、特殊技能があるでなし、
むしろ過ぎるほど普通一般のお父さんが、
ひょんなことから騒動に巻き込まれた家族のためにと奮闘し、
傭兵だったり工作員だったりする“敵”と何かを奪い合ったり守ったり、
必死で戦う羽目になってしまう大活劇シリーズを
連続ヒットさせておいでの監督さんで。
日本贔屓なその上に、
久蔵さんのご両親が経営する“ホテルJ”がお気に入りで、
仕事でもプライベートでも、来日なさると必ず逗留なさる。
お越しになればレセプションが催され、
こちらの三人娘らもそこでお逢いしたという縁あってのこと、

 『あくまでもお忍びで来られるそうで、
  そこで、お嬢さんたちに迎えに来てほしいって
  リクエストがあったの。』

ホテルJの支配人だの取締役だのという、顔の広い三木夫妻が出掛ければ、
空港で見つかったそのまま、どんな大物が来日かという格好で注目されかねぬ。
だがだが、著名な名家のお嬢様でも
まだ女子高生という存在の動向まではそうそう追われることもないだろう。
いやさ、むやみに追い回せば“年頃の娘を脅かしたな”と訴えられかねぬため、
気がついてもさほどの注目はされまいだろうからと。
彼女らというカモフラージュなお出迎え隊に来てほしいとの要望があったらしく。

 『まあ、まだ夏休みですし。』
 『Mr.ヨシアとのデートなら、大歓迎ですわvv』
 『あー、ゴロさんに言い付けるぞ、ヘイさんたら。』
 『……vv』

山盛りの宿題も何とか片付いてのほうと緩みかかっていたところ。
そんなお楽しみに出掛けられるなんて、願ったり叶ったりですわと。
今朝はやくに三木さんチのベンツを駆って、こちらへと乗りつけた次第なのだが、

 「確か、10時の便ですよね。」

言われていた到着時間はもう30分も過ぎており、
辛抱が利かない身じゃあないけれど、
もしかして見逃しちゃったかなというのが案じられ、
ついついお顔を見合わせてしまう。

 「天候不良で何便だか遅れが出ているそうですから、
  その内の便かも知れませんね。」

 「そうですね。」

 入国チェックで引っ掛かっているとか?
 それはないでしょう、何度もおいでなのに。
 いやあ判りませんよぉ?
 ???
 もしかして ずずんと太られてパスポートと人相が違ってるとか。
 ……?!
 ヘイさんたら〜〜〜、と。

いかにも天真爛漫、朗らかな話題で気を紛らわせていたものの、

  ―― そんな彼女らの前へ
     それはそれは巧みに
     様々な方向から歩み寄って来た不審な気配が幾つか。

まずは大胆にも正面から、

 「あの…。」

空港の案内図を手に近寄って来たのは、
一見、マイホームパパ風、ポロシャツ姿のメガネの男性で。
施設の位置を訊きたい様子を装っていたのへ、
何でしょうかと気さくに頬笑んだ七郎次と同様、
そちらを向いた久蔵でもあった隙をつき、
逆の端にいた平八の鼻先へ 背後から延ばされた手が、
ふわりと宙を掻き回すよな仕草を見せる。

 「…え?」

あまりの素早さと、自分へ触れようとしたものじゃなかったことから、
ハッとしたのが遅れたし、
ハッとしたときにはもう、意識がすうと暗転している。
足から力が萎えたよに、その場へへなへなっと頽れ落ちた平八へは、
さすがに素早く気がついて、

 「ヘイさんっ?」

あっと手を延べた七郎次のその腕を、
すかさず横合いから取り押さえた腕があり。
それをこそ許さぬと、掴みかかるべく踏み出しかけた久蔵へは、

 「逆らウト、あっちのお嬢さんが大怪我するヨ?」
 「…っ。」

不自然なイントネーションで、素早く囁いた声があり。
しかも彼女の背中へも何やら堅いものが押し付けられていて。
さすがの反射神経で、ぴたりと止まった久蔵なのへ、
七郎次も傍らから うんと頷いて見せ。

 「あ、すいません。ウチの姪なんですよ。」

最初に何かを訊きにと近づいて来ていた男性が、
そのいかにも善良そうな風貌を生かし、
少女がいきなり倒れたことに周囲がざわつき出したのへ、
そんな言い回しで納得させる手際の善さよ。
そこへ、

 「あ、こっちです。」

どこからともなく、担架を提げて駆けて来た、
そちらもいかにも空港の係員のような制服姿の二人ほど。
口数少ないまま、金属製の担架を床へ置き、平八をそおと寝かせると、

 「では、あなたがたもこちらへ。」

合計、今のところ5人に囲まれ、
彼らに促される格好で、誘導されるままの唯々諾々と
その場から離れることとなったのも、この流れでは致し方ない。
平八が昏倒しているその上、
何が目的かも、相手の武装も判らないと来ては、
下手に抵抗して、どう出るものかの想像さえつかぬので。
最悪、周辺まとめて自爆による大虐殺なんてことにならぬよう、
ここは言う通りに従おうと、歩き出した七郎次と久蔵であり。
何だどうしたと首を延ばす人、携帯を掲げて写真を撮る人、
なんか騒動なうと つぶやきに書き込む人などを横目に感じつつ、
広いロビーをどんどんと進む。
それが最短距離なのだろうコース取りで、
バックヤードらしき通路前のガラス張りのドアへと向かえば。
その人は正式な職員なのか、いやいや、やっぱりこの連中の仲間なのか。
搭乗カウンターにいそうな、
とはいえ どこの社とも言えぬ曖昧な制服を着た女性が、
内側から力を込めて重いドアを開けてくださり、

 「こちらへ。」

誘導してくれたのへ従って、やたら白い印象の明るい廊下を黙々と進む。
雑踏からは離れたものの、
そこはさすがに空港だから、滑走路からの轟音が防音壁越しでも間断なく届く。
人の行き来のないゾーンらしくて、静かといや静かではあり。
そこを突き進んでいた いやに寡黙な一団は、
観葉植物を配された休憩所のような開けたところでやっと立ち止まると、
Pタイルの床の上、
大きめの四角いスツールを寄せ集めたソファーへ担架をそっと置き、
その傍らへ連れの少女らをどんと押しやって並ばせる。

 「ドレがヒサこだ?」
 「まあ待て、訊いても素直に答えまいよ。」

そんなやり取りの傍らで、唯一の女性がスマホを取り出すと、
アプリのアイコンをタップし、操作し始めたところ、

  Trrrrrrrr、Trrrrrrr…、と

久蔵のジャケットから呼び出し音が鳴り出したのへ、

 「この子よ。」

なかなか手際よく、確実な確認とやらをなさったらしいが、

 「そうか、やっぱり久蔵殿がお目当てか。」

七郎次がそんな言いようをし、その隣で久蔵本人がこくりと頷く。
そして、二人の向背という位置取りに寝かされていた平八が、

 「ま、この顔触れのうちで、
  手っ取り早くお金が欲しけりゃそうなりますか。」

ひょいと身を起こしてそうと言い、

 「安心してください。
  重火器の装備は1丁だけ。
  それもほれこの通り、今は此処です。」

 「な…っ。」

担架をかついでいた片やの男性が
慌てて制服の下のズボンを見回しながら探るが、
此処だと言うたでしょうがと
現物をほれほれと振っているのは眸に入らないらしいから おかしなもの。
怪しい手がニュッと伸びて来たのは驚いたが、
前以ての警戒があったので、とっさに息を詰めたのが間に合って。
別に目眩いまでは起こさなんだが、
相手の目論みに合わせ、昏倒した振りをしただけのこと。
先程久蔵の背に当てられていたのは、ボールペンか何かだったようで。

 「搭乗する訳でないのなら、
  ペーパーナイフくらいは携帯も可能でしょうが。
  鋼からステンレスまで、
  この電磁波センサーで感知出来るはずですからね。」

そうと言うひなげしさんが手首に巻いていたのは腕時計ではなかったようで、
何より判りやすい証拠が、
図星だったらしく、うううとお顔が歪んでゆく、
それは判りやすい大人の皆様でもあり。

 「…という訳で。
  Mr.ヨシアの名を騙った久蔵殿誘拐未遂、
  現行犯で逮捕捕縛させていただきます。」

濡れた手から滴をふるうように、
ひゅんっと勢いつけて手を振った金髪娘らの手元へは、
頑丈そうな特殊警棒が、延ばされた形状でお目見えしており。
小娘がどうあがいても大した抵抗は出来やせんと踏んだらしいのが、
無謀にも飛び出して来たものの、

 「哈っ!」

一番近場にいた白百合さんが、長いめの警棒を一閃したその方向へ、
あっと言う間に薙ぎ払われている鮮やかさ。
ピッチングマシンから飛び出した何かを、
それは速やかに衒いなく叩き伏せたという観もあり、

 「う…っ。」
 「何て残酷な。」

立場も一転、びくくっと震え上がったおじさんたちなのへ、

 「何を言ってますか。
  そんな頭数で女子高生を拉致しようとしたくせにっ。」

性懲りもなく、横手から掴みかからんとした手合いを、
そちらは平八が、銀行強盗用で知られるカラーボールを投げ付け、
蛍光塗料攻撃で出端を挫いて足止めしている手際のよさであり。
残りは真打ち、

 「放たれたが最後、
  全員叩き伏せるまで止まらぬお嬢さんをけしかけましょうか?」

左右のお手々に特殊警棒を握っておいでの、誘拐対象のお嬢様。
先程までの大人しやかなお顔はどこへやらで、
それも紅ばらというあだ名へのヒントか、
紅色に冴えた双眸を鋭く尖らせ、
ややうつむけた角度からぎりりと睨み据える表情の、
なんとも恐ろしいことよ。

 「…本当にあの子で間違いないのかよ。」
 「だって、さっき携帯が…。」

頭数でも、場数というか男衆の層でも、
まだ彼らのほうが優勢だというに。
あっさり劣勢に立ってしまっている襲撃犯らを見かねたか、

 「はい、そこまで。」

奥まった廊下のほうからそんな声がし、
手品のような案配で、
スーツ姿の男性たちが十人弱ほど、さわさわとこちらへ進み出て来る。
な…っと唖然とした者、チッと舌打ちして観念した者、
判ったよいくよ引っ張んなよと、ヤケになってる者、
どちらも差別なく、お縄にされての引っ立てられてゆき。
居残ったのは、立役者だったお嬢さんたちと佐伯さんとそれから、

 「…何ですよ、勘兵衛殿。」
 「〜〜〜。(憤、憤)」
 「そうですよ。今回はちゃんと前以て知らせてくれたんですし。」

そんな渋いお顔で、しかもシチちゃんを見据えなくともと。
久蔵が早くも、楯…というか鎧になるよにしがみついている、
フレアスカートのお嬢様を皆して庇い立てするものの。
精悍なお顔をやや沈ませて、
あごのお髭へ手を添えた、スーツ姿のおじさん曰く。

 「危険だったには違いなかろうが。」
 「……はい。」

コトの始めは、久蔵のお母様を装った怪しいメール。
懇意にしている映画監督が来日するので
あなたたちで出迎えに行ってとの依頼だったが。

 『最新作?』
 『でも、確か公開予定は年末じゃなかったっけ?』

監督のことは、日頃からも情報があればチェックしている。
広報の人だのタレントだのならともかく、
監督が作品の詰めをおっ放り出して?と、その辺りに納得が行かぬ。
楽しいお人柄は皆して大好きだしと、
歓迎したい気持ちは大有りだったのだが、
真偽は確かめるに限ると、ご当人への連絡を取る…のではなく、
平八がご当地のプレス筋、
全国紙からタブロイド紙までという広範に渡り、
記者用の情報板やらつぶやきやらを
徹底的に精査して彼のお人の行動を外堀からチェックし、
それから出た結果が、

 『今の今、
  編集作業と並行で、映画会社の責任者との詰めの会議の連続で
  到底現地を離れられる余裕はないって。』

だったので。
これは巧妙に計画された、久蔵をこそ誘い出す罠だと確定。
アメリカへ出張中の、久蔵のママのアドレスを盗用していることといい、
結構練られた計画らしいので、

 『………?』
 『そんなのダメです。』
 『何て言ってんですか?』
 『その場へ現れた手合いを片っ端から伸せばいいって。』
 『ああ、確かにそれではダメですね。』
 『???』
 『取り逃がす奴が出ないとも限らないのと、』

  『久蔵殿の印象が悪くなる。』

此処までを手掛けといて、なのに丸投げは癪だけど。

 『叱られて始まって叱られて終わるなんてのは、
  あんまりいい夏休みじゃああないですし。』

いち早くそうと切り替えて、専門家である刑事の佐伯さんへと相談し、
勘兵衛様へ伝えてと、今回初めて素直にそう持ってったのだけれども。

 今のところは何も起こってはない状態だけに。
 犯人をおびき出さねば話にならぬ。

久蔵本人の身の安全を優先するなら、
常に護衛をつけるという防衛法もあるし
お役所としてはそれを薦めるのが一番なのだろけれど。
それではいつまでも標的様のままでいなくてはならぬし、
このお膳立ての方向性からして、
露見したことが相手へ発覚したらば、
アメリカにいる久蔵のママの身だって心配だ。

 …という状況だったので。

それは頼もしい前歴(……)がたんとあるお嬢様たちが、
進んでオトリになってくださったのであり。
最初から…とは言いがたかったが、
それでも早くから大人を頼ったなんて、
これまでの大暴走に比すれば途轍もない進歩と言えように。
お髭の壮年警部補殿は、
それは愛しいお嬢様に何かあったらと案じてのこと、
こんな安易な方法は気が進まなんだか、やっぱり渋いお顔でおいで。

 『あれは恐らく、
  儂に任せておれば、
  もっと万全で胸のすく策を考えたのにという
  不満もあったのですよ、きっと。』

勿論、シチさんにも関わらせずに済むようにというのをねと。
平八が思わせ振りに苦笑したのが、一番近い正解だったに違いなく。
遠くに響く旅客機の離着陸の壮大な轟音を聞きながら、
ややこしい捕り物のややこしい鳧がついた一幕でありました。






     〜Fine〜  13.08.27.


  *あんまりくどくど書いて、事態を長引かせたくなかったのですが、
   これでは説明に頼り過ぎかしら。
   あまりに手ごわくなっちゃったお嬢さんがたなので、
   ちょっとした騒ぎへのお転婆は
   わざわざ書くほどのことじゃないと思ってしまう感覚が
   自分でもちょっと怖いです。
   (でもなあ、つい先日花火大会の騒ぎを書いたところだし。)

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